Ubuntu14.04 + Jetpack2.3.1によるJetsonTX1セットアップ

Ubuntu14.04 LTS日本語RemixでJetpack2.3.1を使って、JetsonTX1評価キットのセットアップを行いました。

Jetpackをホスト側で起動

ここからrunファイルをダウンロードします。
日本語名のディレクトリ以下で起動しましたが、インストール中に『Error occurs during installation Jetpack』と原因を何も言わずに落ちます。ここにあるように、ディレクトリ名に2バイト文字を含むとダメなようです。なお、英語名でシンボリックリンクを張ってもダメです。

# [NG] 2バイト文字を含むパスでJetPackを起動
ln -s ~/ダウンロード ~/download
cd ~/download
./JetPack-L4T-2.3.1-linux-x64.run
# [OK]
mkdir ~/jetpack
mv ~/download/JetPack-L4T-2.3.1-linux-x64.run ~/jetpack/.
cd ~jetpack/
./JetPack-L4T-2.3.1-linux-x64.run

以下、GUIに従ってインストールを進めていきます。

なお、ホストPCのCUDA等はJetpackでインストールしないほうが賢明です。JetPackではCUDAはインストールできますが、NVIDIAドライバはインストールされません。
ホストPCへのCUDAインストールはこちらの記事を参照してください。

JetsonTX1評価キットをリカバリモードで立ち上げる

ホストPC側のインストールが完了すると、評価キット側をリカバリモードで起動するように指示されます。
リカバリモードでの起動方法は以下の通りです。
 - JetsonTX1のシャットダウン → 電源ケーブルを外す → 電源ケーブルを挿す
 - micro USB B端子とホスト側のUSB端子を付属のケーブルで接続する
 - パワーボタンを押して離す→リカバリボタンを押す→リセットボタンを2秒押して離す→リカバリボタンを離す
 - リカバリモードに入れた場合、ホストPCでlsusbコマンドを実行すると、NVIDIA Corpと記載されたデバイスが認識されます
評価キット側へのOSインストールが完了すると、評価キットへのパッケージのインストールが始まります。ネットワーク構成とethを指定するとインストールが始まりますので、あとは待てばOKです。

JetsonTX1でCUDAを起動してみる

JetsonTX1側でセットアップを確認します。
ホームディレクトリ以下に種々のファイルが配置されます。

cd NVIDIA_CUDA-8.0_Samples
make -j4